キャリア

大手、中小、ベンチャーを渡り歩いて転職経験者が気づいた3つのこと

就活支援で面談をしていると学生さんからよく出る話があります。

「大手企業に入ると安定だって親から言われてるんですけど」
「ベンチャー企業ってブラックなんですよね?」

大手=安定? ベンチャー=ブラック?

実際のところは全ての企業がそのイメージ通りとは限りません。

大手企業でもたったひとつのトラブルから消費者の信頼を失い、会社が傾くほどの損失を出すこともあるし、ベンチャー企業でも長期休暇取得の義務があるなど余暇を充実させている企業もあります。

今回はこれまで大手~中小~ベンチャーと異なる規模感・社風の企業を渡り歩いて勤めてきた筆者が実際に転職してみて感じたことを3つのポイントにまとめてお伝えします。

1、「決裁」の速さ

 決裁とは、上司が部下の差し出した案の採否を決めること。

仕事を進めていく上で上司に決裁してもらうことは避けて通れませんが、企業によってそのスピード感は大きく異なります。

大きい企業になればなるほど、係長→課長→部長→専務……と決裁を仰ぐ必要がある人数が増えるため、実行までのハードルが高く、決定スピードが遅くなる傾向があります。

一方、ベンチャー企業の場合は自立自走型で権限移譲が進んでいるケースが多いため、担当者レベルでも自身の決裁で進めることができることが多く、スピードは早くなります。

では中規模の企業ではどうでしょうか。
大手企業よりは規模感が小さいので決裁が早いか、というとそうでもありません。

中小企業では大手企業ほど担当分野が明確に分かれておらず兼任なども多い為、「決裁権限が不明確」な場合があります。この案件は誰が決裁するのか、「いや、俺担当じゃないから〇〇課長じゃない?」「俺も違うと思うんだけど」などと決裁権がたらい回しになってしまい、なかなか事が先に進まない、といったケースも良くありました。

2、「裁量」の大きさ

裁量とは、その人の考えによって判断し処理すること。

つまり、自分がどこまで責任を持つことができるのかということです。

裁量は通常、役職が高ければ高いほどその権限が大きくなります。

同時に、会社として取り組むビジネスの規模が大きければ、自身の裁量で動かせる仕事のスケールも大きくなるため、大手企業の部長クラス以上ともなると社会に対してインパクトのある商品やサービスをチームで開発し、自身の裁量で世の中に送り出すこともできます。

じゃあ、年齢を重ねないと大きな仕事を動かすことはできないのかというと、そんなことはありません。ベンチャーマインドがある企業では「やってみたい!」と意志を発信すれば若くてもチャレンジさせてもらえる場合が多いので、早期に責任ある仕事に取り組みたい・成長速度を早めたいという人にはおすすめですね。

3、「安定」の定義

「大手企業=安定」というイメージはよく聞きますが、ここで言う「安定」は何を指しているのでしょう。恐らく、親世代の終身雇用イメージから来ている「会社が倒産しにくい」という意味の「安定」なんだと思います。

でも近年においての退職事由上位は主に「人間関係」であるため、仮に会社が倒産しなくても、自分が安心して勤められないような環境では本当の意味での安定とは言えませんよね。

就活生目線で良く使われる「安定」とは、休みが取れ、給料が高いといったいわゆる「ワークライフバランス」寄りの視点かと思われます。

給与の面で見ると大手企業の場合、年功序列の給料形態が多く、毎年少しずつ給料が上がるものの、実力や成果よりも勤続年数ベースで給料が決まります。

一方、ベンチャー企業は成果主義の社風が多い為、初任給こそ低いものの、実績や成果をベースに年齢や社歴に関係なく大幅な昇給もあり得るので、チャンスを活かせば早い段階で高い給与を得られる可能性もあります。

いかがでしたか。

大手でも中小でもベンチャーでも、結局のところ大切なのは社風や価値観のマッチングです。これから就職活動をされる方々は自身の成長軸や働き方のスタイルに合わせて、どういう企業に勤めるかを考えてみてはいかがでしょうか。

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ショーゴ