
ビッグトレンドであり、カルチャーとしても定着したラグジュアリーストリート。
ラグジュアリーストリートスタイルを語る上でキーマンともいうべき人物にDemna Gvasalia(デムナ・ヴァザリア)という人がいます。
デムナ・ヴァザリアの名前を聞いてブランドが頭に浮かんだ方は、かなりのファッションフリークと言っても過言ではありません。
ラグジュアリーストリートを牽引する、中心的ブランドであるVETEMENTS (ヴェトモン)のデザイナーとして注目を集め、現在は、BALENCIAGAのデザイナーとしても辣腕を振るう人物です。
今回は、ラグジュアリーストリートの申し子であり、ファッション界の寵児である デムナ・ヴァザリアに迫ります。
1 Demna Gvasalia(デムナ・ヴァザリア)とは?
出典http://www.zimbio.com/photos/Demna+Gvasalia/Vogue+Forces+Fashion+Conference/KHG6jo-vNvW
デムナ・ヴァザリアは1981年にジョージアに生まれます。
旧ソビエト連邦時代のジョージアで、少年期を過ごした、デムナは、2001年に家族で、ドイツへ移住。
閉鎖的な社会主義国家から、開放的なヨーロッパ文化に触れた デムナはデザイナーを目指すようになります。
名門、アントワープ王立芸術アカデミー、ファッションデザイン学科修士課程を2006年に卒業後、メゾンマルジェラでキャリをスタート。
2006年はマルタンマルジェラが、自身のブランドを去る直前。現在では数少ないマルジェラと一緒に仕事をした人物です。
デムナは後に「メゾンマルジェラでの経験は、ファッションの修士課程のようなものだった」とインタビューで答えています。
マルジェラでの経験を踏まえ、世界的ビッグメゾンであるルイヴィトンへ入社。LOUIS VUITTONでは、デザイン以外のことも学んだと話していました。
マルジェラ、ヴィトンでのキャリアをベースに2014年自身初のブランドであるVETEMENTS (ヴェトモン)をローンチ。
リュクスなムードをまとったオーバーサイズのウェアが、ファッションセレブやファッショニスタを中心に大きな話題となり、一大ムーブメントを巻き起こします。
2 BALENCIAGAのデザイナーに抜擢
出典https://www.thetimes.co.uk/article/demna-gvasalia-the-most-wanted-man-in-fashion-n2gqc7p66
自身のブランドであるヴェトモンをローンチし1年後の2015年にアーティスティック・ディレクターに就任したことで、さらに デムナ・ ヴァザリアの注目度は高まります。
デムナ・ ヴァザリアにより生まれ変わったバレンシアガは、現在、ファッションセレブ御用達ブランドとして爆発的な人気を博しています。
時代の寵児であるデムナ・ ヴァザリアの次のステージにも期待が高まります。