
ミラノモード界の3Gと称されるVERSACE(ヴェルサーチ)。
創立者のジャンニ・ベルサーチェが急死し、ブランドを引き継いだ人物が実の妹であるDonatella Versace(ドナテッラ・ヴェルサーチェ)です。
今回は、バブル崩壊後低迷していたブランドを救い、ミレニアム世代御用達ブランドとして見事復活させたミラノモード界の女帝に迫ります。
1 Donatella Versace(ドナテッラ・ヴェルサーチェ)
1-1 ジャンニベルサーチの実妹
ジャンニベルサーチの実妹として1960年に生まれます。
大学在学中からデザインを開始、その後キャリアをスタートさせる事となります。
また、大学卒業後には本格的にVERSACEに参加。
ドナテッラはデザイナーとしても勿論、PRの才能にも長けており、彼女のPRによりVERSACEは飛躍的な成長を遂げました。
1-2 ヴェルサスのデザイナーに就任
様々な功績を残したその後、1993年にヴェルサスのデザイナーに就任します。
VERSACEのディフュージョンラインであるヴェルサスは元々、彼女にプレゼントするために、ジャンニが立ち上げたブランドのようです。
ドナテッラの手掛けるセクシーで都会的なヴェルサスは、リッチなヤング層から絶大な支持を得ました。
1-3 亡き兄に変わりブランドを引き継ぐ
1997年に兄のジャンニベルサーチがマイアミで射殺されます。
このショッキングなニュースは世界中を震撼させました。
そんな中、ジャンニなきVERSACEを救ったのが紛れもないドナテッラです。
1998年のプレタポルテは勿論、オートクチュールコレクションも引き継ぎ見事成功させます。
さらに、彼女がデザイナーに就任して以降、ヤング層向けのアイテムを数多く展開。
今までのVERSACEにはいない顧客層を取り込むことに成功し、ブランドはさらに飛躍します。
現在、リッチなミレニアム世代がこぞって着用するブランドとしてVERSACEは知られていますが、
ドナテッラの功績であることは間違いありません。
まとめ
ミラノモード界の絶対的女帝であり、世界的インフルエンサーとしても知られる ドナテッラ・ヴェルサーチェ。
時代を牽引する彼女の才能によりVERSACEは今世界的に注目を集めています。
イタリアを代表する老舗ブランドは彼女の手腕により見事復活を遂げたと言っても過言ではありません。