キャリア

【前編】成長につながる!「失敗」との上手な付き合い方

就活支援をしていると毎年たくさんの就活生と面談をする機会があります。

そこで感じるのは「大手志向」という傾向。大切にしたい価値観や自身とのマッチングよりも、とにかく有名な企業に入りたい。そういう人が多いです。

理由を聞くと「親に言われたから」「大学に勧められたから」など、他人軸の答えが返ってくることが多いのですが、その根本には「間違った選択をしたくない」という想いが感じられます。

その一方で、人間が成長するきっかけは「失敗」にあり、失敗との付き合い方によって未来が大きく変わるとも僕は思います。

ということで今回は就活に限らず、生きていれば誰しも経験する「失敗」との上手な付き合い方についてまとめます。

なぜ失敗を恐れる人が増えているのか

誰しも失敗は怖いもの。

ここ数年、採用の場面でも就活生の「安定志向」が顕著に見えています。
声として毎年上がるのは

・安定したい
・1番じゃなくていい
・人並みにお金がもらえればいい

こういった価値観から、特にやりたいこともない、どうなりたいという理想もない。そんな人も多くみられます。

「目立ちたくない」「挑戦して失敗したくない」
でも、SNS上では目立ちたい、友達の間では存在価値を示したい。そんな傾向が広がっているように感じます。

しかし、多くの企業が採用したい人材像として挙げるキーワードは「独自性がある」「挑戦心が強い」「失敗を恐れない」と全く真逆だったりします。

だから、自分の意志があり、挑戦意欲が強い人に内定が集中しているのが現実です。

では、なぜ失敗を恐れてしまうのか。
その一つのポイントは「メリット」にあるのではないかと思います。
「挑戦しても得られるものが少ない、失敗するリスクを背負うほどメリットがない」
そんな打算的な感情から挑戦する勇気を挫いているのではないかと考えます。

20代は失敗が許される「リミット」

僕自身の経験ですが、同世代や先輩たち(30~40代)との飲み会に行くと「若い時にもっとたくさん失敗しておけばよかったな」と必ず誰かが口にするように思います。みなさんは「出た出た、おっさんたちの昔話か」と思うかもしれません。

でも、安心してください。今10代・20代の人もあと10数年したら必ず言うはずです(笑)。
実際、僕も20代の時、上の世代に対してそう思っていたので。

人が大きく成長するための方程式について、僕はこう考えます。

「やりたいこと」×「やったことがないこと」

自分が「本気でやりたい」と思う、「やったことがないこと」に挑戦したとき、人は大きく成長します。

ただ、やったことがないことに取り組むと、当然慣れていないのでミスが発生する可能性は高まりますよね。

でも、実際のところ、入社して数年の間はたとえ失敗したとしても叱られはしますが、「まあ、入社して間もないし、仕方ないよね」と思われるだけで済むものです。

失敗を恐れ、知っている、できる風を装い、表に出ないようにしていた人を過去に同僚などでも何人も見てきましたが、彼らの30代はなかなか大変そうでしたね。

30代になり、部下やチームを任されるようになってから、入社1年目の人でも知っている・できるようなことができなかったとき、周囲は「え!三十〇才にもなって、こんなことも知らない(できない)の!?」となり、1つのミスで信頼が失墜しかねません。

40代までの世代別キーワード

・20代 失敗が許されるリミット
・30代 経験から選択肢を広げ、狭めていく
・40代 自分の生業を定め、深める

終身雇用制度は既に崩壊、大企業でも安定が約束はされていない。そんな日本社会において今後は転職や副業、起業が当たり前になるでしょう。

例えば、転職をするとしたとき。20代のうちは前職での実績や意欲によって、「やったことない仕事」でも採用される可能性はあります。ただ、30代になってその職種の未経験者を採用する企業はほぼありません。20代での経験が多岐にわたる場合、その経験した職種の中で30代でもキャリアチェンジすることができます。しかし、30代が終わるまでに、自分の天職(生業)が何なのかをある程度定めなくてはなりません。

40代になると体力的にも精神的にも20代、30代に比べると落ち込みます。いろんなものに手を出すよりは1つの天職を深めていく時期になるかと思います。

つまり、自分のキャリア・ライフプランニングにおいて、20代でいかに多くの経験ができるか」。それが30代以降の人生を大きく左右するということです。

10代、20代という「失敗できる期間」をいかに活かすのかが最終的な自身のメリットに繋がると僕は考えます。

後編では成長に繋がる失敗との付き合い方を「失敗の定義」や「ビジネスの場面での向き合い方」を通じて深めていきます。後編も合わせてお読みください。

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