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人間の本質はどこに表れる?相手を信頼するとき知っておくべきこと

「私、もう人を信じられません!!」

採用担当の後輩が泣いている。
先週彼女が面接した学生さんから週明け、「選考を辞退したい」と連絡があったそうだ。

話を聞くと先週面接した際、「私、もうこの会社しか考えられません!」と言って泣いていたとのこと。その情熱に感動し、強く推薦していた彼女にとってまさに青天の霹靂だったよう。

でもそれが、その人の人間性の本質だったということです。
今回は多くの人と接する人事の目線で時折垣間見える、人間の本質についてまとめます。

心苦しい選択をどう伝えるか

例えば、就活においてみんなを悩ませる心苦しい選択。それはたくさんの企業を受け、最後の1社に絞り込むときです。他の企業には「辞退」を伝えなくてはなりません。

そして、この辞退の仕方にその人の「本質」が表れると日々感じます。もしあなたならどのように辞退を伝えますか?

1、直接会って伝える
2、電話で伝える
3、メールで伝える
4、先輩社員にLINEで伝える
5、サイレント(スルーする)

考え方はいろいろあると思いますが、今回取り上げたいのは最後の「サイレント」。
「そんな人いるの?」と思いますよね。実際、結構いるのです。

なぜ「サイレント」を選択するのか想像してみると

・怖い
・めんどくさい
・叱られたくない
・どうせもう会わないし

……といった自己中心的な理由だと思います。

要は「目の前のストレス回避」が一番の目的です。でもそれで大丈夫、ではないんですよ。SNSへの投稿とは違い、就活では企業に実名等の個人情報が伝わっています。

例えば以下のようなこと、想像できていますか。

・人事同士は業種関係なく、横の繋がりを持っている
・意外と世間は狭く、辞退した企業の人と仕事で絡む可能性もある

想像力の欠如がもたらす影響は怖いものです。実際にあった話だと、サイレント辞退した人が人材系企業に就職し先輩の営業と一緒に挨拶しに来た……という恐ろしい場面に何度も遭遇しています。

どんな会社に入ったとしても、社会で生きていく上で大事にしたほうがいいこと、それは人と人との繋がり、つまり「ご縁や恩義を大切にする」ということです。

ご縁をふいにする人は、どんなに仕事ができても成功しません。苦しい時や助けが必要になった時に誰も助けてくれないでしょう。 最低限のマナーや約束を守ること、ご縁を大切することだけは忘れない方がいいと思います。

本質は「窮地」にこそ表れる

辞退の仕方を例に話をしてきましたが、人事をしていて強く感じることがあります。それは「人間の本質は窮地の時にこそ表れる」ということです。

例えば

・「自分が仕事やりたいから残業させて下さい!」と言っていた人が、辞めたくなったとたんに「会社に無理やり働かされた!」と言いふらしていた
・普段「俺がみんなを守るから!」と言っていた上司が目標達成できず、幹部に理由を聞かれると「部下の怠慢と能力不足」と力説していた

このように、ピンチになると保身に走る人をよく見かけます。

実は人事が採用選考で見ているポイントのひとつとして「困難な時にどんな言動をする人か、精神的な成熟度はどうか」という点があります。

ちなみにプライベートでもこんな場面・人に会ったことありませんか?

・あんなにラブラブだったのに、別れる時には別人かのように態度が豹変
・すごい良い人だと思っていた人が匿名SNSで毒を吐きまくる

良い時ではなく、ピンチの時にこそ、その人の本質が表れる。その人のことを本当に信頼するかどうかは「危機的状況」での対応を見てからがいいのかも知れません。

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ショーゴ