
就職活動では応募する企業と出会うためにWEBサイトの活用は必須です。
大学等で薦められる大手サイト以外にも、最近は特徴を持った就活系WEBサイトがいくつも登場しています。
今回は人事視点で本当に就活で使えるWEBサイトを7つご紹介!
「想い」で選ぶ
1、Wantedly(ウォンテッドリー) https://www.wantedly.com/
Wantedlyは「想い」で探せる・選べるサイト。
一般的な採用サイトと異なり、給与や休日などの諸条件面よりも、その会社がなぜ事業をしているのか、どうやっているのか、自分が何をするのか、価値観の部分を中心に記事が構成されています。
なぜこれが大切かというと、大卒就職後3年以内の離職者(約32%)の離職事由の上位は「条件面」が原因というより、「価値観・社風」のミスマッチによるストレスや人間関係によるものだからです。
価値観から探して共感し、実際に社員に会って話してみて、実際に選考を受けるかどうか決める流れのwantedlyはまさに今の時代にマッチしたサイトと言えるのではないでしょうか。
資金面の支援をしてくれる
2、サポーターズ https://supporterz.jp/
就職活動を進める上でのハードルは履歴書や面接などの選考面だけではありません。
就活を進めるのにかかった費用は全国平均で「約16万円」(サポーターズ調べ)とかなり大きな額を負担しなくてはならない実態があります。
サポーターズはそんな就活にかかる費用の中でも大きな割合を占める「交通費」の一部を支援してくれるというサイトです。
イベントへの参加時に1000円~3000円、企業からオファーをもらった場合には1000円~10000円の支援金が支給されます。
登録企業もIT系を中心に人気企業が多く、普段は会えない社会人と会えるユニークなイベントも多く開催しています。
企業からスカウトが届く
ナビサイトを活用し、自分から企業を探すのも大切ですが、最近は自身のプロフィールを登録しておくと、その内容を見た企業からスカウト希望が届くタイプの「逆求人型」サイトも増えています。
自分が行きたい企業を探すのも良いですが、「自分を求めてくれる」企業と出会えるスカウトサイトもぜひ活用してみてもらいたいです。
どういう企業が自身に関心を示してくれるのかを客観的に知ることができますよ。
以下に代表的な新卒採用スカウト系サイトを3つご紹介します。
3、オファーボックス http://offerbox.jp/
4、キミスカ https://kimisuka.com/index.php
5、iroots https://iroots.jp/
仕事観を深める
就職活動を進める上では「視野を広げ、自身の仕事観をかためる」ことも大切です。
学生時代での自身の目線はお客さん目線に近い為、企業の中に入って働く側としての目線とは異なります。お客さん目線で知っている企業だけが就職先ではないですし、お客さんとしてイメージが良い会社が働く先としても良い会社とも限りません。
自分の就職先を探す上では、これまで知らなかった企業を調べることやこれまで持っていなかった価値観に触れることが大切です。
以下にご紹介するサイトは企業探しのサイトではないのですが、仕事観をかためるのに役立つ情報や様々な現役社会人の視点や経験を知ることが出来るものなので、企業探しを進めるのと一緒に見てみてはいかがでしょうか。
6、LIG https://liginc.co.jp/
LIGさんは東京都上野にあるWEB制作会社ですが、その公式サイトは一企業の自社サイトの枠を超え、誰が見ても面白いメディアとして成立しています。
中でも「キャリア」のコンテンツでは大手サイトには出ていないような企業の潜入レポートや海外の働き方事例など、仕事観を深めるのに役立つ様々な記事がアップされています。
7、就カフェ http://s-cafe.main.jp/
就カフェは筆者が北海道で主宰する「自分らしく働く」を考えるキャリアコミュニティです。
ホームページでは就カフェが主催するイベントや自治体と連携したインターンシップ情報をお知らせするほか、自分らしく働く大人たちのブログをキュレーションしています。
就職するだけがすべてじゃない、大手企業に勤めるのを目指すだけが就活じゃないなど、自身のキャリアについて本質的に考える機会となるような情報を集めています。
就活サイトの併用を!
就職活動を進める上では自分でどれだけアンテナ感度を高め、動き、情報を集めるかによって就職先の選択肢も大きく変わります。
一般的な採用サイトを使いつつも、今回ご紹介したような特徴あるサイトも併用して使い、より充実した就活に繋げていきましょう。