
こんにちは。ライターのテツヤマモトです!
僕は1年のうち3分の2以上、海外で生活しながら仕事をしています。
こんな生活をしていると「羨ましいけど、私は◯◯だから海外には行けないです……」という声を耳にすることが多いです。
その度に「もったいなぁ」と思ってしまいます。
僕自身、初めて日本を飛び出したのは大学卒業後でした。
それまではお金・言葉・安全面等から「海外に行くって、なんだか大変そう!」と思って、遠ざけていたんですね。
しかし、いざ一歩踏み出すと海外生活は難しくないと気づきました。
むしろ日本以上に過ごしやすいと感じることも多いんですね。
今回は海外生活に興味はあるけど、「私は◯◯だから行けない」と考えるあなたに、ちょっとした勇気を届けられたらなと思います。
1、お金が無いから海外には行けない
海外生活への1番のハードルと感じるのは、やはり「お金」ではないでしょうか。日本を飛び出すためには、何十万円もお金がかかると考える人が多いように思います。
しかし、僕がこの1年で実感したのは、日本よりも海外の方が安く生活できることが多いということです。
第一に、航空券について。
こちらは、LCCの登場により航空券がとても安くなりました。
アジア各国なら往復1万円代、欧米であっても往復5万円程度で訪ねられます。
滞在先は海外では一般的なシェアハウスやドミトリーを使えば、日本よりも安い家賃で滞在できることがほとんどです。
第二に、食事に関して。
外食は少々高く感じることもありますが、食料品は日本より安く手に入る国が多いです。
僕は以前まで、物価の高さを懸念してヨーロッパ訪問を控えていました。
しかし実際尋ねてみると、1ヶ月間自炊生活でかかった食費は、たったの1万5千円だったんです。
第三に、滞在費に関して。
海外では日本で流行る以前から、シェアハウスやドミトリータイプの滞在が一般的に広まっていました。
格安旅行の文化も日本以上に発展しているので、多くの国にも1日1000円以下で泊まれる部屋が多いんです。
日本の家賃・宿泊費は、各国と比べてとても高いです。海外で生活する方が生活費が安くなる大きな要因がここにあるんです。
▼キルギスで僕が宿泊したドミトリータイプの宿。広々としていますが、一泊あたりの宿泊費はなんと500円でした!
僕はアジアとヨーロッパの国々を30カ国を巡りましたが、滞在費・食費等の生活費はどこも月5万円に収まります。
日本円の国際競争力や、格安旅行文化のおかげで、安く生活する方法はいくらでもあるのです。
2、語学ができないから海外には行けない
海外生活にあたり、言葉の壁をを感じている人も多いです。
しかし、インターネットの発展により、もはや海外生活にはほとんど語学が必要無くなっているのが事実です。
例えば滞在先は、インターネットを通して簡単に予約・決済ができます。
移動はUber等のタクシーアプリを使えば、行き先を運転手に伝える必要すらありません。
比較的大きな都市であれば、レストランのメニューには写真が付いていることが多いので、指差しでの注文が可能です。
▼台湾のレストランにて。写真はもちろん、日本語表記もしっかりついています。
事実、海外で出会う日本人の中には、英語がほとんど話せない人もたくさんいます。
語学ができるに越したことはありませんが、「語学ができないから海外に行けない」わけでは決してありません。
3、手続き難しそうだから海外には行けない
海外に飛び出すにあたり、パスポートやビザの申請等、手続きが難しそうと感じている人も多いです。
パスポートは、パスポートセンターで書類に記入し、手数料を支払えば2週間程度で作れます。
一度作ってしまえば10年間有効となるので、初めを乗り越えれば、以降10年間は苦労しなくて済むわけですね。
次にビザ(他国への入国許可をもらう手続き)に関して。
実は、日本のパスポートは「世界有数の強力なパスポート」と言われています。
なんと日本人は、世界中の173もの国(2017年12月現在)に、ビザの申請無しに入国できるんです!
簡単に言うと、書類等の手続きなしにパスポートを見せるだけで入国できてしまうんですね。
▼色のついた国は、査証なし、もしくは到着時に簡単にビザ申請ができる国です!
ちなみにお隣の中国はビザ無しだと、50カ国しか訪ねられません。
ここまで日本を発展させてくれた、先人たちに感謝をしなくてはいけませんね……。
4、危なそうだから海外には行けない
治安や病気等、安全面での不安を持っている人も多くいます。
確かに日本は病気のリスクは大変低く、世界的にも治安の良い国です。
ただ当たり前のことに注意すれば、危険な目に遭うことはまずありません。
病気のリスクに関しては、予防接種を受けたり、海外旅行保険に加入することで安心して旅行することができます。
他にも水道水を飲まないこと、小まめに手洗いうがいを行うなど最低限のことを行えば問題ないんです。
治安面では、外務省の「海外安全ホームページ」を参考にしつつ、注意喚起の出ている国に立ち寄らないことが基本です。
また、日本人の人気の欧米やアジア諸国でも、詐欺・スリや薬物使用の犯罪横行しています。
こちらも無闇に人についていかない、貴重品をしっかり管理することでリスクを避けられます。
日本人は防犯意識がとても弱く、犯罪のターゲットにされることも多いです。
一方、しっかりと用心すれば、危ない目に遭うことはほぼありません(僕自身、危険な目にあったことはありません)。
海外に出るからこそ、いかに日本が安全だったのかを思い知る良い機会にもなるはずです。
5、時間がないから海外に行けない
仕事や学校で、自由な時間が取れないという人もいます。
確かに、日本企業では長期休暇を取ることが難しく、海外旅行に出かけるのは難しいかもしれません。
しかし、日本周辺の東・東南アジアであれば、週末や連休を利用して旅行をする人もいます。
また働き方・勉強のやり方も多様化しつつあるのも事実です。
海外で生活しながら働ける仕事もありますし、オンラインで取り組める学業も増えています。
▼僕自身、海外生活を志して、パソコン一台で収入を得る手段を模索しました。
「時間がない」とやりたいことを諦めてしまうのはもったいないです。
手段は、いくらでもあるんです。
「興味」で終わらせておくのはもったいない!
あなたがもし海外旅行・留学・生活に関心があるなら、その興味を興味で終わらせないでください。
ちょっとした興味でも、少しでも手を出した瞬間に、生涯の「夢」や「モチベーション」に変わることもあるんです。
僕自身、大学卒業後に初めて海外に飛び出してみて、興味が一気に夢へと変わりました。
もっと広い世界を見てみたい、好きな場所・国で働きたい夢を掲げて、フリーランスの働き方を選び今に至ります。
数年前と比べて、とても気軽に海外に行けるようになりました。
この時代だからこそ、自分の世界観を広げて、価値観を研ぎ澄ませていけるのも事実です。
あなたの「理想の大人像」が海外に向いているなら、今一度、一歩踏み出してみてください。