
ファッションセレブやファッショニスタは勿論、デザイナーからも評価の高い玄人好みのブランドであるRAF SIMONS(ラフシモンズ)
創立者であり、現在デザイナーのRAF SIMONS(ラフシモンズ)シグネチャーブランドです。
90年代半ばに彗星のごとく現れ、ファッション界の異端児と呼ばれたアーティスティックデザイナーのRAF SIMONSの今回はフォーカスを絞ります。
1 RAF SIMONSとは?
1-1 ベルギー出身のファッションデザイナー
出典https://ca.style.yahoo.com/raf-simons-meet-calvin-klein-what-the-legendary-140452583.html
RAF SIMONS(ラフシモンズ)は1968年生まれのベルギー出身のファッションデザイナーです。
大学では工業デザインを専攻しており、意外な事にファッションにおいては正規の教育を受けていません。
大学時代にウォルター・ヴァン・べイレンドンク のオフィスでインターンとして働いたことにより、ファッションに興味を持ちます。
しかし、ファッション業界で生きていくつもりは当時は全くなく、大学卒業後、家具ギャラリーで2年間働きインテリアデザイナーとしても活躍します。
1-2 マルタンマルジェラのコレクションに開花されデザイナーを志す
出典https://fashioncore-midwest.com/nagoya_men/2018/raf-simons-18aw-collection/
ファッションへの興味が次第に高まる中、RAF SIMONSはマルタンマルジェラのコレクションを目にします。
当時新進気鋭のデザイナーとして注目を集めていたマルジェラのコレクションに開花されたRAF SIMONSはファッション業界で生きていくことを決意。
独学により完成させた服を持って、アントワープ芸術アカデミー の門を叩きます。
RAF SIMONSの作品を目にしたディレクターのリンダ・ロッパから、「あなたはうちの学校で学ぶ必要がない」 とのアドバイスを受け、リンダ・ロッパのバックアップもあり1995年に展示会形式で、ミラノコレクションに参加することとなりました。
1-3 パリを中心に本格的に活動
出典https://www.eliminator.co.jp/wp/notice/mr-raf-simons-interview/
それ以降活動の場所をパリへと移し、3シーズンは展示会形式のコレクションを発表。
1997年にはパリメンズプレタポルテコレクションに参加、注目のニューカマーブランドとしてファッション業界旋風を巻き起こします。
パリコレ参加後の活躍は目まぐるしく、ジルサンダーやディオールのデザイナーとしても手腕を振るってきました。
2 Calvin Kleinのデザイナーが大きな話題に
出典https://fashioncore-midwest.com/nagoya_men/2018/raf-simons-18aw-collection/
2016年にはカルバンクラインのチーフ・クリエイティブ・オフィサー に就任、RAF SIMONSの手掛けるエッジの効いたハイエンドなカルバンクラインが大きな話題となりました。
デビュー当初、ファッション界の異端児と称されたRAF SIMONSは現在もアーティスティックでアンダーグラウンドなムードを醸すウェアを作り続けています。
RAF SIMONSの唯一無二のアーティスティックな世界観は、彼自身の根幹にある反骨精神も大いに関係しているように感じます。
カルバンクラインとの契約が終了し、現在、シグネチャーブランドに集中するRAF SIMONS。
RAF SIMONSの手により変化する老舗ブランドを見たいと思うファッショニスタは多いはずです。
今後も目が離せない人物であることは間違いありません。