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現役人事が伝える就活のホント―新卒採用ってそもそも何?

「新卒採用」。

学校を卒業して最初に勤める会社を探す、正社員として人生一社目の就職活動のこと。
世界の先進国でも日本にしかない独特な風習です。
ここ数年は各企業の採用意欲が上がっていて、採用スタートの時期が年々前倒しされています。

そんな企業側の状況はさておき、就職活動をこれから始める学生の皆さんからは毎年こんな声が聞かれます。

「そもそも就活って何から始めていいかわからない」
「もうやらなきゃだめなの?」

実際、先輩や大学からのアドバイスだけで進める人もいますが、結果うまくいかず挫折している人も多いのが現実です。

そこで今回は「そもそも就職活動を始める以前に知っておいた方がいいこと」を現役人事ならではの目線でご紹介します。

何のために新卒採用するのか

まずそもそも「新卒採用」とは何なのでしょうか。

企業が在学中の学生に対して採用試験を行い、卒業後に入社させるという採用手法のこと。新卒一括採用は、日本の終身雇用制度と適合した、安定性の高い採用手法とされることが多いが、一方で新卒時に就職できなかった人が正社員になることが困難なことや、在学中の就職活動が学業に悪影響をもたらす可能性も指摘されている。
(引用元:新卒一括採用とは – 日本語表現辞典 Weblio辞書)

この手法に対しての賛否は様々ありますが、これまでの日本の企業構造や大学の一般的な卒業時期など様々な要因により、現時点では主流な採用の考え方である為、今回は特にその賛否については触れません。

では、企業側は何のために新卒採用をするのでしょうか。

新卒採用は「ビジョン」に紐づきます。
どんな企業にも「未来にこうなりたい」という想い、「ビジョン」があります。
新卒採用とはこの「ビジョン実現に向けて未来を創る人」を募るための採用なのです。

新卒採用に込める6つの考え方

では、企業側は新卒採用にどんな想いを込めているのでしょうか。
大きくは6つあると考えます。(一般的な新卒総合職採用の場合)

1.自社の成長戦略に焦点を当てる
2.成長戦略を3年後に担える人材を採る
3.育成を前提としている
4.高度なスキル・専門性を必要としていない
5.成長力をもたらす、志向・資質・人間性が採用基準
6.欲しい人を自社に振り向かせて採る

つまり、新卒採用における「採用したい人材像」は、その企業が未来にどうなりたいかという、ビジョン=成長戦略にマッチングしているか、つまり「今何ができるか」よりも「今後成長しそうか」を面接官側が感じ取れるかが大切なのです。

そして、あくまで「未来」を創る採用であるため、今いる社員のレベルに合わせて採用するのではなく、今まで採用できていなかったレベルの人材に背伸びしてアプローチしたい、そんなことを企業側は考えています。

まとめ ~ 新卒採用の目的と本質とは~

今回の結論です。

新卒採用って何?
●ビジョンへの「共感」がキモである
●今ではなく、「今後成長しそうかどうか」を重視する

このように企業の新卒採用における視点は、今時点のスキルや経験を見る中途採用とは異なり、「未来を創る仲間」という考え方で「共感と成長」をテーマにしていることがおわかりいただけたでしょうか。

就職活動に臨む際にぜひ参考にしてくださいね。

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