インタビュー

【後編】アクシデントを楽しんで味方につける―宮坂るみ子さんの人生観

歯科技工士、ネイリスト、アーティストのマネジメントを経て、北海道リレーション株式会社の代表取締役となった宮坂るみ子さん。CPサロンのエステティシャンでありながら、1児の母でもあります。

そんな宮坂さんの経歴は前編をご覧ください。後編では宮坂さんがどのような思いで今の生き方にたどり着いたのかに迫ります。

トラブルは楽しむもの

――生きていく上で大切にしてることはありますか。

「だいたい、何かを選ぶときは大変な方を選びますね。イラストレーターのマネージャー業務を始めて半年後に独立せず、会社に残るという選択肢もあったはずなんです。でも、どちらの方が自分に責任感と能力が身につくかと考えた時に、大変な方を選んでいます」

ストイックなように見えますが、親しみやすく余裕を感じられる佇まいが素敵な宮坂さん。

「基本的に流れに身を任せて生きています。そうしたら周囲がガラッと変わるタイミングがあって、その流れに乗るようにしています」

――宮坂さんの人生を聞いていて、アクシデントをも前向きに捉える姿勢が素敵だと感じました。

「会社設立のきっかけも前の事務所が取り壊されたからですね。アクシデントに怖気づく人はいると思いますが、やったことがないならやってみよう!という思い切りのよさはあるんだと思います。同じ状況が続いてしまうと飽きてしまうので、安定しているのは好きじゃないんです。トラブルでも何でも起きないかなと、いつも思って生きてます!」

――トラブルも宮坂さんにとっては苦じゃないんですね。

「それを解決できたり、がんばったという達成感だったり、意外となんとかなるものだなぁと思えることだったり。そんな瞬間が好きなんです。平坦なところから頑張るきっかけを見出すのが苦手で。やらざるを得ない状況になってひと踏ん張りができたときにステップアップしてきたように思います」

長時間勤務を経験したからこその仕事観

――仕事とプライベートの両立に関してどのように考えていますか?

「歯科技工士のときは4時まで働いていたこともありましたし、マネージャー業務を始めてからも22時までだらだら仕事していました。でも18時で帰らなければいけない事務所になったとき、そのあとのスケジューリングのしやすさに驚いたんです。歯科技工士の頃は寝過ごして予定を流してしまったこともあって、悲しかったことをよく覚えています。仕事は大事ですが、重点を置きすぎるのも良くないと思っています。自分の時間、周りとの時間も大切にしたいですよね」

現在は保育園のお迎えがあるので18時前には会社を出ているという宮坂さん。子どもの前ではメールを見ないことであったり、一緒に働く人にも時間内に仕事を終えるよう促したり、プライベートを大切にしたい思いが強いと言います。

「休みの日に仕事している人ってどうなんだろう、と思っています。自分を犠牲にしてしまうと、他人に見返りを求めるようになってしまうんですよね。私はこんなに働いてるのに!って。そうすると悪循環しか生まれません。私はたくさん休ませてもらっているので、素直にありがとう!と思っています。一緒に働く人にもそうであってほしいですね。長時間労働を経験したからこそ、短時間で稼げるシステムを作っていかなければいけないと思っています」

社長でありながら、エステティシャン、1児の母でもある宮坂さん。今までも常に2~3つの業種を並行して行ってきたそうです。

「人にもまれることが大事だと思っています。チャレンジしてもいいよ、という環境があればやります。それでいて好きな仕事をしながら、家族や自分の時間も大切にしていきたいです」

今回は北海道リレーション株式会社の宮坂るみ子さんにお話を伺いました。思い切りのよさと、マルチな能力と、周囲から愛される人柄が素敵な女性でした。

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マコ