
瀕死状態だったグッチを救ったことで一躍時代の寵児となった天才デザイナーのTOM FORD(トムフォード)。
今やブランド名としての名称の認識が強くありますが、実はそのまま、人名なんです。
GUCCIの復活劇は後に「トム・フォードシンドローム」と称され、未だにファッション界の伝説として語り継がれています。
今回は、現在では自身の名前を冠したシグネチャーブランドのデザイナーとして活躍するファッション界の重鎮、トムフォードに迫ります。
1 TOM FORD(トムフォード)とは
出典https://www.pinterest.jp/pin/481744491388538951/
1961年アメリカテキサス生まれのファッションデザイナー。
高校を卒業後、ニューヨーク大学で美術史を専攻していましたが、ファッションへの興味が強くなり、ニューヨークのパーソンズへ編入し、インテリア・アーキテクチャーを学びます。
TOM FORDは元々は俳優志望で、大学時代にCMに出演した経歴もありました。
テレビの世界を少し経験したことでファッションへの興味が強くなったとインタビューで答えているシーンも残されています。
パーソンズ卒業後、ニューヨークでデザイナーとして活動を始めたTOM FORDに転機が訪れるのは、28歳の時。
GUCCIのレディースウェアのデザインスタッフに加わる事となりました。
2 GUCCIのクリエイティブディレクターとして活躍
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グッチでその才能を開花させたTOM FORDは、1994年にグッチのクリエイティブディレクターに就任。
ブランドの改革をスタートさせます。
1994年には2.3億ドルだった売り上げは、2004年にはなんと30億ドルまで拡大!
TOM FORDはグッチを嘗てのビッグブランドへと復活させることに成功しました。
3 Yves Saint Laurentのクリエイティブディレクターも兼任
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グッチのクリエイティブディレクターと並行し、2000年からイヴサンローランリヴゴーシュのディレクターとしても活躍。
2000年初頭、ファッション界は「トムフォードフィーバー」とも称されました。
4 自身のブランドであるTOM FORDをスタート
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2004年にグッチグループを退社したTOM FORDは、2005年にTOM FORD社を設立。
スーツを中心としたメンズラグジュアリーブランドをスタートさせます。
「最もセクシーなスーツ」とも称されるトムフォードのスーツは、ハリウッドスター御用達アイテムとしても有名。
ドレスウェア以外にも、デニム、レザーウェア、そしてアイウェアも高い評価を得ています。
まとめ
Mr.GUCCIと呼ばれた時代の寵児は、今ではファッション界の重鎮です。
しかし、そのクリエイティビティはさらに研ぎ澄まされているように感じます。
今後も彼の動きに世界中が注目することでしょう。