
こんにちは! 編集長のマコです。
私は女子大生です。それも7年間女子校に通い続けています。女子校の魅力はたくさんあるのですが、私だけが伝えると主観的になってしまいます。
ということで! 私が実際に通っている藤女子大学に潜入し、みなさんに女子大の実態をご紹介します。今回は人間生活学科4年生の阿部ゼミに所属する学生に話を聞いてきました!
共学→女子大
かなちゃんは高校までは共学、大学から女子校にきました。競技舞踏部に所属し、その実力は全国レベル。すらっとしていて笑顔が素敵な女の子です。
▼かなちゃん
――女子大の第一印象は?
「入学前は女子しかいないし陰湿、怖いのかな、というイメージだったけど、すぐに変わった。男子いない方がラク!って思ったよ。どこでもなんでも話せるし、気を遣わないし」
――女子たちの話って怖そう、と思われがちだけど、実際にどう?
「うーん、確かにここで言えないような話をしてることもあるけど(笑)ほとんどがくだらない話。次の日には覚えていないような。でも、内容がどうというより、大笑いしてる人が多いかな。周りに男子がいたらそんな笑い方しないでしょ、みたいな」
――女子大の女の子たちの特徴は?
「一言でいうと個性が豊か。自分を持っている人が多いよ。あと私服に個性が現れてるなぁと思う。もともと私服の共学だったけど、女子大にきたほうが服の個性がはっきりしてる。周りの目線をあまり気にせず、自己表現のためにファッションを楽しんでると思うな」
――女子大にきてよかった?
「よかった! この楽しさは、来てみて初めて分かると思う。怖いと思っている人がいるなら、イメージはきっと変わるよ」
女子中→女子高→女子大
ななちゃんは女子中、高、大ときているので、なんと女子校10年目です。
▼ななちゃん
――ななちゃんが思う女子校って?
「自由。良くも悪くも思春期の時期に異性がいないから、常に素の自分をさらけ出せるんじゃないかなと思う。思い描いていた青春みたいなのは経験できなかったけど(笑)。あと、女子校の子はみんなひとりでできる!って思うから甘えるのが下手だなって思う。なんでも自分でやろうとする子が多い。協調性がないというより、全部自分で担いすぎて。だからこそ、自立している人が多いとも感じるよ」
――どんな人が向いてると思う?
「誰でも向いてるし、誰でも来れるよ! 女の子ばかりだと陰湿というイメージがあるけど、みんな普通」
――女子校でよかった?
「うん! もし共学だったら、という想像もするけれど、女子校だったからこそ本当の自分を出してこられたんじゃないかな。あと、本気で何事もできる。いい意味で周囲に関心がなくて、みんな本当に寛容。今まで共学だった人も女子大って選択肢、ありだと思う!」
先生にも聞いてみた
私たちが大好きな阿部先生は聖書学が専門です。学生をどこまでも尊重してくれる、先生の人柄に惹かれこのゼミを選ぶ人が多いです。
▼阿部先生
――女子大生をみていてどう思いますか?
「自由でいいよね。男性がいないから、性という枠が取っ払われているんだよね。だから社会に出たとき浮いちゃいそうな学生がいることも事実ではあるんだけど、そんな自分らしさを貫いても大丈夫な社会になるといいな」
――こんな女性が素敵、というのがあれば教えてください。
「子供らしさを失っていない人。年齢を重ねても、子どもの無邪気さ、自由奔放さを忘れない人だね。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い、と正直にいえる人が素敵な女性だと思うよ」
筆者の思う女子大
私の思う女子大の印象は、学校によって全然違う!ということ。これは共学でも同じことで、学校選びはその学校の特色を知ることが大切になってくるのではないでしょうか。
そして私が総じて思う女子大の魅力は、良くも悪くも他人の目を気にしない人が多いということ。周りが気にならないので、思い切った行動や発想ができる人たちがたくさんいます。
進路選択のひとつに「女子大」を加えてみるのもいいかも知れません。
(撮影:渡邊和樹)