インタビュー

教員からフリーランスへー浜礼菜さんの「愛」をベースにする生き方

4年間小学校教員、高校教員として学校に勤め、今年からフリーランスとして働いている浜礼菜(ゆきな)さん。「MAKE HAPPY LESSON」と題して、カラーセラピー、コーヒー教室、食生活セミナー、English cookingなど、自身の得意分野と教員の経験を掛け合わせて、さまざまな事業を立ち上げている最中です。

「愛が人生の根底にあるんだよね」と話す浜さん。これまでの生き方、働くということについてお話を聞いてきました。

――学校の先生になろうと思ったきっかけを教えてください。

「小学校3、4年生のときに受け持ってくれた担任の先生が大好きで。そのとき彼女は26歳で、私はその先生になりたかったんです。この先生みたいな大人になるには、先生にならなくちゃいけないんだな、って。だから、その時から自分の中には先生になるという選択肢しかなかったんです」

――憧れの先生のようになりたくて先生を目指したんですね。

「だから進路選択も悩まなかったし、就活もしませんでした。小学校、中学社会、高校公民、中学家庭科、高校家庭科、特別支援の教員免許を取りました。勉強するのが好きで、大学院も途中まで行ったんですけど、途中で非常勤講師をさせてもらえることになって、現場の方が楽しくてやめてしまいました。当時から、自分の心に正直に生きていたような気はします」

――学校の先生をやめて今の生き方を選んだ理由を教えてください。

「自分の思い描く教育ができる環境じゃないことに気づいたからです。私の理想の先生像は先ほど話した小学校3、4年生の担任だったんですけど、その先生は、ひとりひとりと向き合う時間をたくさんつくってくれたんですよね。大人になって聞いてみたら、その先生は毎日寝る前にクラスのひとりひとりとどんな話をしていたかを思い出して、あまり話せなかった生徒とは次の日の朝いちばんに話す、というのを日課にしていたと聞いて。私も生徒のことを大切にできるよう心がけたんですけど、現場には大人の都合を優先して子どものことを考えられない人たちがたくさんいました。それで、自分もその空気に合わせて先生を続けるのか、人を大切になる大人になるのかと考えたとき、後者をとりました」

――フリーランスとして働きはじめてどうですか?

「もともと人の決めた時間で過ごすのが嫌いでした。最初に好きな働き方をしようと考えたときフリーターでもいいと思っていたんですけど、アルバイトも誰かに雇われるわけなので。時間の制約がない中で働くのはもちろんですが、自分でできることを還元しながら生きたいなと思いました。自分のやりたいこと、できることで、それを必要としてくれている人に提供できたら素敵だと思っています」

――浜さんを突き動かすものは何ですか?

「信頼している人に『あなたは愛が人生のベースにあるよ』と言われたことがあって。最初はピンとこなかったんですけど、よく振り返ると思い当たる節があって。初めて小学校の担任を持ったときに学年テーマを『あい』にしたんです。『たすけあい』『はげましあい』など生徒それぞれに考えてもらって。そしていろんな生徒や大人たちと関わってきて、私は人が好きなんだと思いました。みんなで一緒に何かをすることも好き。その根底には自分や他人への愛がないと成り立たないなと思っていて」

――浜さんの思う「愛」について教えてください。

「他人への愛もそうですけど、自分に愛を注ぐことだと思います。自分が元気じゃないと周りに元気をあげられないですよね。だから、いま私が開いているセミナーや教室を通してみんなに自分を好きになってもらいたいなって思っています。自分に愛を注ぐことができれば、身の回りも愛に溢れていきますよ」

浜さんは「もっとHAPPYなわたしに!」「たった一人の自分を大好きに!」をテーマに、自分のことをもっと大好きになれる人を増やしたいと活動を進めている最中です。気になるその「MAKE HAPPY LESSON」の様子はこちらの記事で紹介しています。

浜さんは今の働き方を始めたばかり。今後の活躍に期待ですね。

(撮影:渡邊和樹)

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マコ